日経産業新聞online - ツイッターが情報統制を無力化する (産業部編集委員 小柳建彦) - 1 views
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政府による妨害にもかかわらず情報交換が途切れなかった背景には、誰でも自由に加工して使うことができるオープンな技術プラットフォームであるというツイッター最大の特徴がある。同社が無償公開しているAPI(技術仕様)を活用して、第三者が無数のツイッター活用ソフトやツイッター活用サイトを開発して無償配布している。ツイッター利用者の過半数はツイッター自体のウェブサイトをブラウザーで開いて使うのではなく、第三者が開発したクライアント・ソフトや活用サイトを使って情報を受発信している。 このため、ツイッター・サイト自体へのアクセスが遮断されても、イラン国外のサーバーを経由する形でツイッターのサービスを操作するクライアント・ソフトや同国外にサーバーのある活用サイトを使えばツイッターは使い続けられる。こんな分散型の情報伝達ネットワーク構造があるからこそ、政府による妨害のなかでもイランからの情報発信が途切れなかったのである。
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ツイッターはこの春、「日本担当」をサンフランシスコの本社で新規に雇って、日本の通信キャリアや端末メーカーとの連携強化を模索し始めた。同社米本社の大株主でもあるデジタルガレージ(DG)が日本市場でのパートナーとなっており、今後はDGと日本担当の松沢由香里氏がタッグを組んで日本でのさらなる普及を進める。
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