Awesome Highlighterは、単純な仕事に集中して、それを実にうまくやってのけている。ライバルの中には、マークしてコメントを付けるという簡単でわかりやすいもの以上のことをユーザーに求めるような、手順の複雑すぎるものもある。Diigo(以前の記事はこちら)は、ソーシャルブックマーキングサイトにマーカーとコメントの機能が付いているが、もっとずっとソーシャル寄りだ。Diigoでは、サイトをブックマークして、友人と共有すると、友人たち全員がそのページにマーカーを塗ったりコメントを付けたりできる。
私がテストしたマーカー/コメントサイトの中には、使ってみて非常に複雑かつ非常に遅かったものがあった。具体的にはDiigo、Stickis、Google Networkの3つ。Stickisを試した後ではAwesome Highlighterが新鮮な空気のように感じた。マーカーを塗ることは、歴史的にみてもこの世で最も簡単なことだ。文字の書かれた紙があって、黄色いマーカーがあれば、重要な部分をなぞって目立たせる、それだけ。Awesome Highlighterはこの発想の単純さを受け継いで作られているように思える。最近スタンフォード大学のAcademic Technology Specialistプログラムで、Awesome HighlighterとDiigo、Google Notebookをレビユーした結果がここにある。
Awesome Highlighterを使うと、ユーザーがマーカーを塗ったものがRSSフィードになり、それをグループ協業アプリや学校環境でマッシュアップして使うことができる(自分でやるかわりに賢い子に従う)。現在さらに有効な使い方を求めてソーシャル機能の追加を検討中だ。