Open Tech Press | 米Gartner、「クラウドコンピューティングは成熟まで数年を要する」 - 0 views
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Gartnerは「クラウドコンピューティング」を、「インターネット技術を利用し、拡張性を持つIT関連機能がサービスとして複数の顧客に提供されるコンピュータスタイル」と定義している。これにより、ITを利用するユーザーはサービスの実装を気にすることなく、どんなサービスが利用できるのかにフォーカスできるという。
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現在、クラウドコンピューティングという用語はまだ混乱と矛盾があり、提供されるサービスもさまざまだという。Gartnerは主として、コンピューティング、ストレージ、CRMなどの業務アプリケーションなどを挙げている。
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ITベンダーの成熟度もばらつきがあり、コンシューマにフォーカスした企業の方が成熟度が高いという。クラウドコンピューティングがITベンダーに与える影響は膨大であり、米Amazonや米Wal-Martのように個人向けと企業向けの2つのブランドを持つことは収益増に有効とアドバイスしている。 だが、現時点ではクラウドコンピューティングは進行形のコンセプトであり、企業や個人ユーザーが複雑な機能を利用できるようになるのはまだ先とまとめている。