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Toshiro Shimura

TechCrunch Japanese アーカイブ » [CG]iPhone 3Gレビュー:買うのは待て - 0 views

  • いま現在iPhoneを持っているなら、しばらくそのままでいたまえ。自分の古いiPhoneをひとにあげなきゃよかったと思う気持ちがないといえばウソになる。iPhone 3Gは素晴らしいケータイ電話だ。だから次回のアプデートでは、少々の改善ではなく、思い切った革新的変化があることを期待したい。 結論:iPhone 3Gは素晴らしい。しかし買うのは待て。
  • 3Gがカバーする地域以外ではほとんどスピードが変わらない。私がいつもいるブルックリン地区も残念ながらそうだ。EDGEより早いスピードを期待しているのなら考え直した方がいい。都市部に住むひとにとってはスピード増は顕著だろう。3Gモデルには、初代モデルのEDGE/Wi-Fiの通常速度よりはっきりと分るような大幅なスピードアップが必要だ。3GはAT&Tの求めで取り入れた目くらましだと思う。3Gだとバッテリーをすごく食うし、圏外に出ても自動的に切れるわけではない。
  • iPhone GPSは海外が狙いだと思う。海外では機能特化したデバイスよりオールインワンモデルが好まれる。ヨーロッパやアジアではGPS搭載カーナビにさらに500ドルも使おうとはしない。ケータイで事足りるからだ。GPSをiPhoneに加えるのは彼らのためであって、アメリカのためではない。カーナビがついていないのなら、曲がり角で指示が出せないiPhone GPSなんて役に立たない。GarminやTom Tomの方がずっと安くつく。
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  • Eメールの「プッシュ」とExchangeのサポートだが、これまでITショップでは「iPhoneはサポートしません」で済んだが、もうそういうワケにはいかない。これはアップルの法人向け対策だ。彼らにはWindows Mobileが攻撃的に見え、RIMのBlackBerryはEメールマシン程度にしか見えない。Exchangeをサポートする代わりにカット&ペーストのような簡単なことは出来なかったのだろうか。もちろん出来たさ。しかしカット&ペーストじゃITショップの景気付けにはならない。Exchangeサポートならそうなるってわけ。
  • それからApp Storeだ。これぞ2.0ファームウェアが素晴らしい点であり、同時にまたある意味お粗末な点でもある。牢屋破りした第一世代のiPhoneは天国だった。アップルの足かせを外すのにハッカーが協力し合い、プログラマーたちはアップル認定ではないが素晴らしいソフトを書いた。バカげたアプリも、スゴいものもあった。リナックスのボックスを手にしたみたいなものだ。でもそれはみんな過去の話だ。いまやApp Storeは有名ソフトハウスが作ったスゴい有料アプリのコレクションになった。App Storeにずらっと目を通すと、バカバカしいものからすばらしいものまであることに気付く。大部分のゲームはiPhoneの驚くべきグラフィックス能力を示している。しかし他のものはまるでプログラミングを覚えたての子供が書いたみたいに見える。3Gがアプリの主流というわけではない。なぜなら第一世代のiPhoneやTouchも2.0ファームウェアで動くからだ。App Storeは絶対手に入れたいものであり、同時に誰でも手に入れられるものだ。
  • 最後はバッテリーの話。3Gでのバッテリーライフが思ったよりもったと書いているサイトが複数あるのを知っている。私の場合、あまりウェブブラウジングをしないのでたっぷり18時間もった。私の使い方が一般的でないことは分っている。未読のメールが現在12246通もあり、半時間毎に10〜20通のメールがくる。でもそれほど異常じゃないだろう。毎時自動フェッチするように設定しているが、スピードという点では改善がみられるものの、バッテリーはすぐに問題になるだろう。これは時間が経つほど(良くはなく)悪くなるものだ。他のマシン(Sidekick)でも同じような問題が生じたことを思い出す。結局は消耗していいときで8時間、ひどいときは4時間にまで減ってしまうのだ。
  • WWDCで説明のあったプッシュ通知システム(バックグラウンドの処理を可能にするヤツだ)が9月に発表されれば、バッテリー持続時間はもっと減るのではないかと恐れる。プッシュはバッテリーをひどく食うものだから・・・
Toshiro Shimura

iPhoneが本当に怖いのは1年後!? アップデートを政治的に許せる体制はじわじわ効いてくる - キャズムを超えろ! - 0 views

  • でもAppleならできる。別にJobsがクレイジーだからというわけでもなく、Appleの優秀なエンジニアがパナソニックやシャープの100倍働くからできるというわけでもない。重要なので冒頭で言ったことを二度言うが、戦っているゲームのルールが違うからである。 端末サイクルが1年と長いうえ、人的リソースを1端末に集中させている キャリアの既存ビジネスと切り離されていて独自に仕様決めができる やれxxアプリに対応してくれだの、xxメールに対応してくれだの、xxうたに対応してくれだのといった縛りが極小 AppStore,iTSプラットフォームでユーザーを縛っている(じわじわと効いてくるので見えづらい) 結果的に1端末あたりのR&D費が安くなり、金型費・基板設計費が*3も安く、マーケティング費用やその他細かい経費*4においても大きなアドバンテージがある。で、その上でだ。別にソフトウェアアップデートで初代iPhoneからiPhone3G、次の世代iPhoneへと移る中で買い替えユーザが増えてくれなくても、彼ら的にはそれほど痛くはないはずだからだ。開発費が安いから、という理由も勿論あるが、そもそも市場がでかすぎ、彼らはニッチプレイヤーだからだ。30%あるシェアを32%にすることより、0.5%のシェアを2.5%にするほうが遥かに簡単である*5。そのうえで、AppStoreとiTuneStoreというプラットフォームにユーザーを取り込むことができ、3世代先、4世代先での買い替え需要を予測することができる。別にiPhoneユーザーは3Gに、その次に、と次々に買い替えしていってくれなくてもかまわないというわけだ。いつかは買い換えてほしいけれど、それがAppleであることが確実なのであればとやかく言わない、という姿勢。
  • ここが国内メーカーのビジネスモデルと決定的に違うところだ。UI等でファンになる、いわゆる「P派」「N派」「SH派」と言われる固定客の買い替え需要というパイが相当厚いのだが、この人たちをひきつけることが出来るのは、当該ユーザーがそろそろ機種変したいな、と思った時点における自社最新端末のハードウェアスペックでしかない。 対してiPhoneは自社PFを持っていることから、日々愛用している「Big Canvas Photo Share」「midomi for iPhone」「Zeptpad」などのアプリケーションや、iTuneStoreで買える「宇宙空母ギャラクティカ」「twenty four」だったりが"Apple派"を刺激する。うちの端末じゃないと楽しめませんよ、と。 そして本日本題のソフトウェアアップデートをかけることで、買い替えサイクルを伸ばすことができる。本来であれば半年~10ヶ月ぐらいで新端末に目移りしかけたユーザーの後ろ髪を、Software Updateでむんずと捕まえて引き戻す。或いは1年半で新端末に目移りしかけたユーザーの耳元で、熱い吐息をふっと吹きかけながら「半年待って次のSoftwareUpdateと、弊社の新端末を見てからでも遅くないんじゃない?(うふーん)」と囁きかける、なんてことができたとしたら。
  • と、こう書くとAppStoreやiTuneストアでアプリや曲が売れて、そこからチャリンチャリンと入ってくるからAppleは儲かる、だから...というビジネスモデルを書く人がいるかもしれないが、多分そこは大して利益を取ってない。AppStoreなんてフリーでいいソフトが一通り揃ってしまったら、SDK販売フィーでフリーアプリの配信費用を賄うというぎゃんぶらぁな仕様のはず。 というわけで、ギョーカイの人からみても、弾さんの指摘は(枝葉末節の誤りはあれど)方向としては同じような意見ですよーということで、じゃぁいったい何でメーカーはそういうことやってこなかったのよ、とかできなかったのよ、という面を説明してみた。意味不明なポイントがあればコメント等で指摘いただければ可能な限り対応...できればいいなぁ(遠い目
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  • ファームウェアUpdateの仕組みはほとんどの端末が持っているし、OSレベルで入れ替えができる。アプリケーションだって仕組み的にはUpdateできる。現に今私が使っているSoftBank911Tだって、内蔵アプリケーション(モバイルSUICAアプリやドキュメントビュアアプリ)の不具合修正がかかっている。どちらも電波経由でUpdateが可能だ。PCが不要なぶんiPhoneより進んでる?と言えなくもない。 http://mb.softbank.jp/mb/information/details/070326.html 日本でよりよいケータイを手に入れるには、事実上新機種を買うしかない。Docomoなら70Xだの90XだののXを一つ足すためだけに、ハードウェアごと交換ということだ。 ただ、この点はそのとおりなのである。要は、技術的にできるできない、仕組みが用意されているかいないかではなく、大人の事情でできない、というわけだ。南無 だってそんなことして古い端末をソフトウェア的には最新端末同等にされちゃったら、機種変が減って怒りますよねぇキャリアさん。最新機種のハードウェアリソースがないと動かない高額アプリなんかが売れなくて困りますよねぇキャリアさん。半年1回のリニューアルをやらなきゃならず、3キャリア向けに半年ごとに5~10端末とか作ってる中ではリソース的にも無理ですよねぇメーカーさん。競合他社を蹴落とすためには常に最新機種を投入し続けて、物量作戦についてこれなくなるまで踏ん張るしかないメーカーにとって市場が既存機種で甘んじてしまっては困りますよねぁメーカーさん。
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