ノキア、Symbian買収で、iPhoneやAndroid対抗の新プラットフォーム普及を視野に - builder by ZDNet Japan - 0 views
-
携帯電話メーカーのNokiaは現地時間6月24日、同社が保有していない52%のSymbianの株式を買い取り、約2億6400万ユーロ(約4億1000万ドル)規模の買収に踏み切る計画を明らかにした。 さらに、Nokiaと他の複数電子機器メーカーは、携帯電話向けウェブアプリケーション開発を推進する非営利団体「Symbian Foundation」を設立する。Symbian Foundationは、共通のユーザーインターフェースフレームワークを持ち、加盟企業にはロイヤルティ不要でライセンス提供される、(Symbian OSベースの)統一プラットフォームを提供していく予定であることも、Nokiaは発表している。 Symbianの最高経営責任者(CEO)であるNigel Clifford氏は「この地球上で最も広く使われるソフトウェアプラットフォームになることが、われわれの目指すところである」との声明を出した。
-
非営利団体となるSymbian Foundationの設立には、AT&T、LG Electronics、Motorola、NTTドコモ、Samsung Electronics、Sony Ericsson、STMicroelectronics、Texas Instruments、Vodafoneなども加わっている。
-
すでにNokiaは、広く携帯電話向けに普及しているオペレーティングシステムの開発メーカーであるSymbianの48%の株式を保有している。まだ保有していないSymbianの株式を取得するため、1株当たり3.647ユーロ(約5.67ドル)の価格で買い取る提案が行われている。 Ericsson、Sony Ericsson、松下電器産業、Siemensなど、Symbianの株式を保有する他の多くの企業が、この提案に応じることを明らかにしており、Samsung Electronicsも、まもなく同提案の受け入れを表明する予定であると、Nokiaは発表している。