国内市場を席けんするか:iPhoneは恐れるに足りず? 対抗陣営に強気の声 - ITmedia エンタープライズ - 0 views
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国内ではiPhone獲得に最も熱心だとみられたNTTドコモは、ソフトバンクモバイルが発売するとの報道を受けて「販売の可能性を継続して検討する」とコメントした。だが、6月23日に記者会見した山田隆持新社長は、詳細は明らかにできないとしながらも「若年層には魅力的かもしれないが、動向を注視したい。PRADAフォンやSH906iなど、(タッチスクリーンのような)iPhoneの特徴を持つ端末をすでにわれわれも持っている」とコメントした。 さらに同社は、北米のスマートフォン市場でシェア1位の「BlackBerry」を個人向けに販売することも検討している。
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旧来の通信環境(GSM)に即した初代phoneに比べ、iPhone 3Gは携帯電話の標準サービスになりつつある高速データ通信やGPS、オープンなソフトウェア環境へ最初から適応しているといえるだろう。機能面の進化を考慮すると、ライバル陣営の予想に反してiPhoneの発売は国内の携帯電話市場に大きなインパクトを与える可能性が十分にあると言えそうだ。
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高機能携帯電話のスマートフォン市場を見ると、iPhoneは発売かわずか1年で世界シェア3位に急浮上し、北米市場では2位となった。しかし11億台強といわれる携帯電話全体の市場でみると、約600万台を販売したiPhoneのシェアは0.5%ほどになる。 こうした販売台数の動向から、業界関係者の間にはiPhoneが市場で騒がれるほどの影響を実際に与えているわけではないと指摘する声が少なくないようだ。iPhoneを国内で待ち受けるライバル陣営には、iPhone発売が国内市場に与える影響について疑問を呈する声が上がっている。
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iPhoneは、タッチスクリーン式のユーザインタフェースやマルチメディアプレーヤー、スタイリッシュなデザインが評価され、全世界で約600万台を販売しているという。Appleは各国ごとにシェアトップクラスの携帯電話キャリアと提携。Phone登場を契機に、携帯電話キャリアの多くが世界的にはなじみの薄いデータ通信定額を自社サービスとして導入するなど、iPhoneは端末の特徴ばかりではなく、携帯電話のビジネスモデルにも大きな影響を与えたとされる。 ソフトバンクモバイルが7月11日に発売する「iPhone 3G」 一方、国内市場ではiPhoneなどに見られるような機能は、既に多くの端末が標準機能として採用している。ソフトバンクモバイルが6月23日に発表した端末販売価格は、8Gバイトモデルが24回分割払いで2万3040円となっており、一般的な携帯電話端末の販売価格に比べて大きな差が生まれているわけではない。