もちろん僕は、加害者の内面や環境に対する興味に、意味が無いと言っているわけではない。逆にむしろ、大いにあると思っている。だけどあなたたち(って誰だよ)は、つい先日までそんなの関係無いって言ってたじゃないか~(というか、そういう風に見えてたんですよ、僕には)、という独り言ですこれは。
何がどうと具体的なは指摘できないけれど、いつのまにか世の中はこれ以上空気を入れたら破裂する風船のような、不安定で臨界的な状態にあって、容疑者の起こした事件は、それに対する小さいけれど針のようなものだったのかもなあ。
日本人は理屈をいくら積み上げても動かないけれど、潮目が変わったという認識が全体に共有されるや、一気に動くという、いささか紋切り型の日本人論があるじゃないすか。終戦後のわずかな時間で鬼畜米英がギブミーチョコレートに変わったように。その論が正しいのか意味があるのかどうかわからないけれど、また大きく世間の潮目が変わったという印象、これから世の中が大きく動いていくという予感は、ここ数日で強く持ったのだった。





